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世界まる見え! 3月9日 ミステリー2時間SP ペストとコレラとは? [世界まる見え]

3月9日の世界まる見えは、ミステリー2時間SPということで、ローマの地下墓地カタコンベの謎を明かしていくというコーナーがありました。



当時の死因には、ペストとコレラなどが多かったというのですが、これらの病気はどんなものだったのか?調べてみました。



ペスト

ペストは、1894年にアレクサンドル・イェルサン(フランス)によって発見されました。

ペストは、ヒトの体にペスト菌が感染することにより発症する伝染病で、齧歯類(特にクマネズミ)に流行する病気で、人間に先立ってネズミなどの間に流行が見られることが多い。

ノミがそうしたネズミの血を吸い、次いで人が血を吸われた結果、その刺し口から菌が侵入したり、感染者の血痰などに含まれる菌を吸い込んだりすることで感染します。

かつては高い致死性を持っていたことや罹患すると皮膚が黒くなることから黒死病と呼ばれ、恐れられ、14世紀のヨーロッパではペストの大流行により、全人口の約3割が命を落とした。

症状は、ペスト菌が体内に入って2~5日経つと、全身の倦怠感に始まって寒気がし、高熱が出る。その後、ペスト菌の感染の仕方によって症状が違い、

腺ペスト
リンパ節が腫れ、ついで腋下や鼠頸部のリンパ節が腫れて痛む。リンパ節はしばしばこぶし大にまで腫れ上がる。
ペスト菌が肝臓や脾臓でも繁殖して毒素を生産するので、その毒素によって意識が混濁し心臓が衰弱して、多くは1週間くらいで死亡する

ペスト敗血症
ペスト菌が血液によって全身にまわり敗血症を起こし、皮膚のあちこちに出血斑ができて、全身が「黒死病」と言われるように黒いあざだらけになって死亡する。

皮膚ペスト
ノミに刺された皮膚にペスト菌が感染し、膿疱や潰瘍をつくる。

などがあります。


コレラ

コレラは、1883年にロベルト・コッホ(ドイツ)によって発見されました。

コレラ毒素を産生するコレラ菌によって発症する病気で、潜伏期間は5日以内。

症状が非常に軽く、1日数回の下痢で数日で回復する場合もあるが、水のような下痢が1日20~30回も起こことがほとんどのよう。

また、腹痛・発熱はなく、むしろ低体温となり、34度台にも下がってしまう。

急速に脱水症状が進み、血行障害、血圧低下、頻脈、筋肉の痙攣、虚脱を起こし、死亡する。極度の脱水によって皮膚は乾燥、しわが寄り「洗濯婦の手(指先のしわ)」、「コレラ顔貌」と呼ばれる特有の老人様の顔になる。

治療を行わなかった場合の死亡率はアジア型では75~80パーセントに及ぶが、現在は適切な対処を行なえば死亡率は1~2パーセントの病気。



ペストとコレラどちらも苦しみながら死にいたる病ですね。



これは恐ろしい。。。



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